LeoFSの未来 (The future of LeoFS)
LeoFSは、近年、爆発的に増加している「非構造化データ – Unstructured data」を格納するストレージ – Cloud Storage として、2010年2月から楽天技術研究所で開発が始まり、その成果をOSSとして公開してます。
非構造化データは、ビッグデータ解析のために蓄積されるデータ、センサーネットワークデータ、デジタルコンテンツ、アプリケーションのログ・バックアップデータ 等があります。これらは、今後もますます増え続けていくことが予想されている為、私たちは、次の3つの特徴を持つストレージを必要としてます。
- High Availability (高可用性)
- High Cost Performance Ratio (高コストパフォーマンス)
- High Scalability (高スケーラビリティ)
私たちは、より高いコストパーフォーマンスの追求と、より高い信頼性を獲得するために 次のことを計画してます。
LeoFS v1.4では Erasure Code の導入、v2.0では、Data Deduplication (データ重複排除) が実装される予定です。
さらに、v2.0では、LeoFS Storage Systemが稼働中に蓄積した多くの情報を元に自ら学習し、自ら最適な状態にすることで、常に高いパフォーマンス、高い信頼性をクライアントに提供することを可能にします – 自律稼働ストレージ (Autonomic Storage) が実現するでしょう。
「LeoFSとは何で、何ができるのか・できないのか、そして、どこに向かうのか」そのような疑問に答えます。
対象オーディエンス
- 自社で安価で安全なストレージシステムを構築したい方
- ビッグデータ解析の元データ – 非構造化データの格納ストレージをお探しの方
- Data-HUB/Data-Pipeline を構築するために必要な ハイパフォーマンス・ストレージをお探しの方
登壇者プロフィール
- 原 陽亮 (Hara, Yosuke)
- Rakuten, Inc. 楽天技術研究所 – Rakuten Institute of Technology
- LeoProject Chief Architect and Cloud Storage Shepherd
- LeoFS